ダッチオーブン、デビューする。

道志の森キャンプ場に行って来た。男4人のお気楽キャンプだ。
今回の目玉はダッチオーブン。
まずはローストチキン。
買い出しでは丸ごと一羽は4500円の名古屋コーチンしかなく、最初にトライするにはあまりにもリスキーと言う事でもも肉に変更(小心者ですな)。
塩胡椒したもも肉と野菜を放り込んで、炭の上に乗せ、蓋の上にも炭を乗せる。

1時間ほどして完成。
鶏肉は柔らかくジューシー、うまいっ!
ジャガイモはほっくほく、タマネギはとろりと甘い。
こんな簡単な料理がここまでうまいなんて。

次はパエリヤ。
これを作る頃にはほどよくアルコールが回っており、かなりいい加減な作り方になった。
30分ほどで完成。

一口食らう。う、うまい。。。
4人であっという間に平らげてしまった。

恐るべしダッチオーブン。
オレたちが今まで食っていたキャンプ飯は一体なんだったのだ。
目から鱗が落ちたと言うべきか。オレたちはキャンプ飯の新たな地平に立ったのである。

こうして野郎ども4人はダッチオーブンの前にひれ伏したのであった。

ダッチオーブンのシーズニング(続き)

昨日防錆剤を焼き落とし表面に黒錆を作るところまでやった。
一晩明けたら表面にうっすらと赤錆が。。。(汗)

黒錆化したにもかかわらず赤錆ができたと言う事は、
まだまだ黒錆が表面を覆いきっていないと考えられる。
空焼きが不十分だったか、それともオリーブオイルをすぐに塗るべきだったか。
しかし、少なくとも防錆剤は取れた事がわかった。

そこで、赤錆を気にせずにオリーブオイルを塗り込むことに。
キッチンペーパーを使ったら鍋表面が白い粉吹き状態になってしまった。
使い古しのTシャツを適当な大きさに切り取って使うと比較的きれいに塗る事ができた。
オイルを塗ると赤錆は目立たなくなり、見た目もぐっと締まった黒になった。
昨日の考えでは、これでシーズニング終了ということになる。

でも何だか終わった気がしない。
どのページを見てもシーズニングはオリーブオイルを塗ってから空焼きすると書いてある。
この作業の意味するところは何か、少し考えてみることにする。
鍋の表面はキッチンペーパーがぼろぼろになるくらい、粗い。
ということはこの鋳鉄の表面はかなり凹凸の激しい形状をしているわけだ。
おそらく表面には大小様々の鉄の粒が並んでいるのではないか。
粒と粒の間には隙間があって、空焼きしても隙間の奥までは十分に酸素が行き渡らないのではないか。
そしてこの隙間に水や空気がしみ込むと赤錆が発生するだろう。
だとすれば、オイルを塗ると言う作業はこの粒々の間の隙間を埋めてやるのが目的っぽい。
ではなぜ空焼きするのか。これは油を加熱して炭化を促進させているのではないだろうか。
隙間に入り込んだ油を炭化させて穴を埋めてしまうのだ。
そうすることで水や空気が隙間の奥まで入り込めないようにしているのではないだろうか。
「油を塗って空焼き」を何度も繰り返すのがコツだと多くのページが書いている。
何度も繰り返す事で隙間の埋まり具合が完璧になって行くと思われる。

ということで、オリーブオイルを塗って空焼きを2回繰り返した。
黒さが増したような気がする。もう少し繰り返してみることにする。
今日はここまで。


空焼き中!


ひっくり返して空焼き。防錆剤の匂いがした。
鍋の上の方がまだ取れていなかったようだ。
家庭用コンロでは上下ひっくり返しての空焼きが必須ということだ。


オリーブオイル塗布&空焼き2回やった後。
だいぶいい感じになって来た。

ダッチオーブンを入手しシーズニングを行う。

ダッチオーブンを買った。ダッチオーブン=鋳鉄製の鍋、だ。
アメリカの西部開拓時代にカウボーイが煮炊きに使っていたそうだ。
これが日本のキャンパーの間で大人気で、ダッチオーブン関係の本も多数出ている。
オレはキャンプ歴はウン十年なのだが、山にも登る。山では軽量化が重要だ。
だからキャンプも余計なものはほとんど使わないごく質素なものだった。
当然、ダッチオーブンという流行モノには興味がなかった。
ところが最近になって、キャンプではもう少しうまいものを食ってもいいのではないか、と思うようになってきた。
家では妻がルクルーゼの鉄鍋でいろいろとうまいモンを作っている。
これと同じものをキャンプでも作れたらさぞ酒がうまいだろう、と思うようになったのだ。
そこで今回ダッチオーブンを導入することにしたのである。

ダッチオーブン、買ったのは10インチのものだが、重い。5kg以上ある。
ダッチオーブンを使い始めるには「シーズニング」と呼ばれる、愛好者達に取っては一種の儀式めいたものになっている作業を行う必要がある。
鉄はさびやすい。だから家に届いたダッチオーブンの表面には防錆剤がたっぷりと塗られている。
「シーズニング」とはこの防錆剤を落とし、油を塗って空焼きし表面を黒く変色させる作業のことだ。
シーズニングをうまく行い、手入れをきちんとして年季の入ったダッチオーブンは黒光りするそうだ。
これは「ブラックポット」と呼ばれ、愛好家達は各自のブラックポットを自慢しあう訳だ。
シーズニングをインターネットで調べてみると、人によっていくつかの方法がある。
だが、各作業の意味が今ひとつピンと来ない。

そこで鉄錆についてググってみた。
鉄錆には2種類ある。赤錆と黒錆だ。
赤錆とは野ざらしになっている釘や針金の表面にできる赤茶けた色の錆で、Fe2O3という化学式で表される。
これは鉄と水分が常温で反応してできる。
一方黒錆とは、よく手入れされた中華鍋や南部鉄器の表面の鉄のことで、Fe3O4と表される。
黒錆は鉄を高温にして水蒸気と反応させるとできる。

なるほど、ブラックポットとは黒錆が表面全体にきれいに形成された状態の事なのだな。
ダッチオーブンのシーズニングとは、簡単に言えば鍋を加熱し表面に黒錆を形成する作業と言うことになる。

油を塗るのはなぜか。多分こういう事だ。
1回のシーズニングでは鋳鉄の隙間の奥の方まで酸化させる事ができないため、
料理に使っているうちに水分が奥にしみ込み、それが赤錆の原因になる。
それを防ぐために油を塗って水がしみ込まないようにしているのだ。

以上をふまえて、オレ的に合理的なシーズニングは次の通り。

1.まず防錆剤を落として鉄表面をむき出しにする。
2.鍋を空焼きして黒錆を発生させる。
3.その後、油を塗って保管する。

実際にやってみた。
1の防錆剤を落とす方法だが、洗剤と亀の子だわしでガシガシこすっても取れたかどうか分からない。
スチールたわし(ほとんどの人が使用禁止!と書いている)でこすってもよく分からない。
そこで一部の人が書いているように、とにかく火にかけることにした。
すると、煙とともに鼻につく匂いがしてくる。
鉄道のプラットフォームで時々するあの匂いだ。多分これが防錆剤だ。
煙が出てもそのままにしているとやがて鍋の底が黒ずんで来た。
黒ずみは鍋の底から側面に移って行き、徐々に徐々に上に向かっている。
おぉ、果たしてこれは2.の黒錆化ではないか。
1時間で鍋の上までが黒くなった。これで黒錆化終了。
黒錆化は終了したが、表面には防錆剤の残骸が残っているはずだ。
これをきれいに落としてから油を縫って保管するのが良さそうだ。
おっと、保管する前に鉄錆臭を抜くため野菜を何回か炒める必要があるそうだ。

以上より、オレの考える実際のシーズニング手順は次のようになる。

1.鍋を空焼きする。約1時間(防錆剤取り&黒錆化)
2.鍋が手で触れるようになってから洗う。洗剤使って良し。
3.油を塗って野菜炒めを数回行う。
4.最後に油を塗って保管。

1と2の手順は何回かやったほうが良いかも知れない。
2以降は明日やることにする。今日はこれまで。


空焼き前のダッチオーブン


空焼きの様子(鍋の側面下半分が黒くなっている)


空焼き後のダッチオーブン

スノーピークのガソリンストーブを遅まきながらリコールに出す。

トヨタのリコール絡みで、去年のリコール製品一覧がテレビに出ていた。
何気なく見ていたら、スノーピークのガソリンストーブの名前があった。
ん、と思ってホームページを調べたら、オレの持っているストーブだった。

買ってから何回か使った時、燃料タンクに入れるポンプユニットからチューブがスポンと抜けてしまったことがある。
どうも接着不良のようだ。あまり気にせずにその後数回使ったが問題なかった。
しかしホームページを読むと最悪爆発の可能性があると(汗)
よくみると2004年のリコールではないか。今まで全く気付かなかった。
何とこのモデル、2004年に2回もリコールされている。
http://www.snowpeak.co.jp/info/recall_wg.html
http://www.snowpeak.co.jp/info/recall_wg2.html
さっそく近くのアウトドア店に電話したら回収を受け付けているという。
すぐに持って行った。

ところでバーナー部と燃料タンクが分離しているタイプのガソリンストーブって
見た目はカッコ良いが、実際に使ってみると意外と不便なんだよな。
ポンピングしづらいし、ばらす時に連結チューブからガソリンが漏れるし。
テント内ではあまり使う気にならんなぁ。
ということで、やっぱり昔ながらの一体型の方がいいという結論。

さて、今週末は久し振りの冬の八ヶ岳。
靴も買った。羽毛シュラフも買った。ザックも新調した。
久し振りの冬山でワクワク。
当日の天気が良いことを願おう。

山小屋におけるいびきの分類

最近はほとんどベランダ菜園ブログになっているので、今回は話題を少し変えて先週末行った八ヶ岳のことなどを書こうか。

それは妻を連れていく初めての本格的登山であった。
山梨に住んでいることを活かし、美濃戸口まで車で入り、赤岳鉱泉を経て赤岳を一気に攻めるコースだ。
泊まりは赤岳鉱泉。今回は山初心者がいるので小屋泊まりにした。
ところがそれが大きな間違いだった。

この季節だから山小屋は一杯だろうと予想していたが、思ったほどではなく、大部屋に少し秋がある程度の込み具合であった。
雨の中赤岳鉱泉小屋を目指して歩き2時間ほどで難なく着いた。
小屋で一休みし、鉱泉に入って疲れをとり、晩飯を食らい、寝床についた。
これが長い夜の始まりであった。
3人ほどの地響き系のいびきが始まった。
この程度のいびき三重奏は学生時代の下宿の雑魚寝で慣れている。
しかし、何やら誰かの靴下が発している匂いが部屋に充満している。
外は雨なので窓は閉め切っている。扉も閉め切っている。
匂いと酸欠で、なんだか息苦しくなってきた。
そして頭の奥の方でトントンというリズムを伴った軽い痛みが。
この状態にしばらく絶えて再びうつらうつらしはじめたときに突然の怪音が耳に飛び込んできた。

「ふぁお!ふぁお!ふぁお!」

怪鳥アルプを彷彿とさせる鳥の鳴き声、いや人の声だ。
この鳴き声で眠りの淵から一気に引き戻されてしまった。
ふたたび地響きと匂いと酸欠と頭痛に耐えつつ、小一時間が過ぎてまどろみ始めると、、、

「ふぁお!ふぁお!ふぁお!」

再び怪鳥アルプが鬨の声を上げた。
すると、その傍らで破れポンプ型破裂音の断続的いびきが発生する。
かとおもうと、時折笑いながらなにやら語り続ける寝言が現れる。
これらの音が安定した通奏低音と化した地響き系いびきと絡まりあい。。。
ひどくなってきた頭痛に耐えつつ、横になり続ける。こうなったら持久戦だ。

「ふぁお!ふぁお!ふぁお!」

またアルプだ。ほぼ一時間に一度の頻度で発生するようだ。

以前、高校の音楽クラブの合宿にコーチとして参加した時、顧問の先生と1週間ほど
寝起きを共にしたことがある。
その時の佐藤先生(仮名)がこの怪鳥アルプに似たような奇癖を持っていた。
夜中、突然叫び声をあげて飛び上がり、両手を振り回して暴れた後、ばたりと倒れて再び眠りにつくのである。
合宿前から佐藤先生には奇癖があると聞いていたが、隣に寝てそれを見てみるまでは半信半疑だった。
しかし、驚いたオレが部屋の電灯をつけた中でも、佐藤先生は腕を振り回しばたりと倒れて寝入ってしまった。
翌朝、佐藤先生に問いただすことはなぜかできなかった。

今回の怪鳥アルプ型いびきはこの佐藤先生型の軽微なタイプと思われる。
3回ほどアルプの声を聞き、時計を確認すると12時過ぎであった。
あと5時間ほどこの環境に耐えるのは、多分無理、と判断したオレと妻は布団を抱えて部屋から退避することにした。
大部屋の前に3人ほど横になれるスペースがあるのだ。
廊下に出てみると、そのスペースは先に退避した数人の人ですでに埋まっていた。
オレと妻は廊下の先の広くなったスペースに布団を広げてようやく眠りにつくことが出来たのであった。。。

翌日は天気も回復し、無事に赤岳山頂にたどり着くことができた。
初めての山小屋経験をした妻曰く「山小屋に泊まるなら絶対個室!、じゃなきゃテント泊」
ということでテント、ザック、シュラフ買ってよしの承認が下りたのであった。

地響き系、破れポンプ系、怪鳥アルプ系、笑い寝言系の人たちに少しは感謝かな?(笑)