千鶴21日:

あっというまに年末がやってきた。昨日は仕事納め。
そして今日は千鶴が生まれてから3週間だ。

NICUに母乳を届けに行くと、体重が949gになったとのこと。いったん減った体重が元に戻った。
ミルクを一日120cc飲んでいると言う。体重が戻ったせいか良く眠っている。
うつぶせに寝ているので耳を観察する。オレの耳の形に似ているではないか。
看護師さんの話では女の子は父親に似る傾向があるらしい。

生後7日:市役所に出生届を出す。

何とか無事に7日経過した。
名前を「千鶴」に決めて、市役所に出生届けを出した。
めでたさと健康への願いを込めた命名だ。
落ち着いた雰囲気で華もあり、画数も申し分ない。実にいい名前だ。
この名前が娘を護ってくれることだろう。

25週4日目、娘が生まれる。

2011年12月8日午前11時17分、娘が生まれた。
妻によれば、お腹から出て来た赤ん坊は「ニャー」と一声あげたそうである。
体重938g、名前はまだない。

24週目、急展開

お腹の子のニックネームは今は凛凛になっている。

最近尿漏れするという妻をいつも行く産科クリニックに連れて行き、その足で出勤。
ほどなくして妻から電話があり、すぐ来いと言う。行った。
尿漏れは破水で、すでにお腹の子の足が一部子宮から出ている状態だと言うではないか。
いつもは穏やかな石原先生の硬い表情が状況を物語っている。
クリニックでは対処できないため新生児ICUのある多摩総合医療センターに緊急搬送されることになった。
妻と一緒に救急車に乗り15分ほどで到着し、妻はそのままICUに入院となった。
エコーの計測結果では780g。800gに届いていない。
24週では体がまだ完成していないため、1時間でも1日でも子宮内にとどまるようにする必要がある。
卵膜の破れた部分から細菌が入ると免疫のない胎児は勝てない。
抗生物質と子宮収縮防止剤を点滴しながらの寝たきり生活が始まった。