逆流性食道炎をやっつけろ!

11月の後半、日本へ出張で2週間ほど行っていた。シンガポールに戻ってくると咳が止まらなくなった。で、病院に行って診てもらった結果「逆流性食道炎ですね」とのはっきりした診断。夜遅く飯を食ってすぐ寝るために、胃の内容物が逆流して、胃酸で食道粘膜がやられてしまうのだ。それで食道からのどにかけて炎症が発生し、咳が出てくるということだ。胃薬と胃の機能調整剤、それに抗アレルギー剤を処方された。咳止めの薬がない。だまされたと思って2週間飲んでみろということであった。ただし食道炎そのものを治すには最短3ヶ月かかるということであった。夜8時までに食事を終えること、夜9時以降のコーヒーは控えること、という注意ももらった。考えてみると出張中は、知人と飲みに行ったあげく、コンビニで夜食を買い、カフェラテを飲んで寝るという毎日であった。逆流しまくっていたんだろうなぁ。そして、今二週間経った。薬もしっかり飲んだし、夜もおおむね8時までに飯を食った。しかし、咳は相変わらず出ている。が、生活上の変化がひとつあった。夜早く食うと、寝る前に腹が減る。そこでものを食ったり水を飲んだりすると逆流してしまうので、ぐっとがまんしてそのまま寝るのである。そうすると翌朝、最近感じてなかった空腹感があるのだ。今までは朝は食い物がのどを通らなかったのだが、今は食いもんもっとくれくれという感じなのである。体には良いようだ。

上の事と同時に牛乳、コーヒー、お茶、酒を控えることにした。そして玄米を主食にして、肉を控え、野菜と豆、魚中心の食事にした。食事は意識してよく噛む。この生活を続けている。こうすることにしたきっかけは帰りの機中で読んだ一冊の本。「病気にならない生き方」という赤い表紙の本であった。空港へ向かう途中に新宿小田急の三省堂で平積みされていたのをなにげなく手に取って読んでみたら、これは買ってでも読まねば!と思ったのだ。著者はアメリカで大腸内視鏡手術を開発した新谷医師。胃腸科の医者だ。新谷医師によると、その人が病気か健康かは腸の中をみればわかるという。動物は基本的に一本の管であるという話をどこかで聞いた事があるが、そうだとするとこの話もうなずける。病は胃腸からなのだ。要らぬ負担を消化器官にかけない→良く噛んで食べる。納得。ミラクルエンザイム説も興味深い。エンザイムとは酵素の事だが、酵素とは体の中でいろいろな化学反応を手伝っているやつである。酵素は何千種類もあり、それぞれが一つの化学反応を受け持っている。谷口医師の仮説は、これらの何千種類もの酵素には元になる酵素のたたき台があり、一生のうちで体内で作られる量は決まっているということなのだ。病気になるとこの酵素が大量に消費され体が消耗する。この酵素をいかに浪費せずに生活するかが健康に暮らす秘訣なのだと言う。なんだか思いっきり納得してしまった。おそらくこの仮説とはちょっと違うかもしれないが似たような仕組みになっているのだろうと思う。酵素の浪費が病気の原因となるという部分が合っていると思う。添加物の多い食べ物、農薬のついた食べ物は酵素を無駄に消費してしまうので体によろしくないので、食べてはいけないという。農薬付きの非組み替え大豆よりも無農薬の遺伝子組み換え大豆を食うべきだ!と明快に書いていたのにも激しく納得。

胃からの逆流についても書いていた。夜遅くものを食べると寝るときに胃液が逆流して、気管を圧迫し、睡眠時無呼吸性症候群になりやすいという。おれのおふくろがまさにこの睡眠時無呼吸症候群なのだ。早速実家にもこの本を買って送った。

てなことがあって胃腸に良い生活をすることにしたわけだ。
酒や肉やコーヒーを断った訳ではなく、たまにだったら全然OK。
坊さんになる訳でもないからね。
つーことで穏やかにスローな生活に入る事にしたのである。